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SMI会報-第2311号
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今回のSMI会報(2023年7月14日)発行について
談話室 シリーズ1 -「人生に華を」-
を発行させて戴きます。
1.表紙 目次 代表理事 藤井暢純 2.談話室 シリーズ1「人生に華を」配信のご挨拶 常務理事 加藤幸男 3.「人生に華を」第1回-表題「ボタニカルアート」 犬島裕子著 4.犬島裕子様 著者略歴 画略歴  5.ボタニカルアートの紹介と犬島作品紹介 6.加藤からお聞きしたいこと 6 加藤幸男、犬島裕子
(はじめに) 一般財団法人SMI(サンデン経営研究所)は発足2年目を迎え、本格的に活 動を開始しました。 これから発行するSMI会報は下記に示すような基本構成を明示し内容を区 分して個別に発行(発信)させて戴く予定です。
SMI会報の基本構成
これから末長くご愛読をいただけるよう、情報発信してまいりますので、 みなさまからのご支援、ご協力、自由投稿、意見、コメントなども戴けれ ば幸いです。
今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。
一般財団法人SMI
代表理事  藤井 暢純
SMI会報 「談話室」 「人生に華を」シリーズ配信のご挨拶
加藤 幸男(SMI常任理事)
地場産業からスタートし、世界トップクラスの技術水準を獲得するに至ったサン デンの歩みをアーカイブし、後世の企業経営に資する一般財団法人SMI(サンデン 経営研究所)は、2022年10月22日に開所いたしました。
2023年5月9日には、SMI創 設を記念し、「第一回SMI講演会」が開催され、現在、ネット配信されています。

第一回の講演会は「開発、生産、品質」を基本にし、「ものづくりの見直し」(日 本のものづくりの復活を願って)がテーマとなりました。
講演会は、講座等と相まって財団の骨太の活動の主軸として今後、継続的に事業展 開されてまいりますので、皆様におかれましては、さらに今後をご期待頂きたいと 思います。
また、SMIは、様々な立場で企業の発展に貢献してこられた方々に多方面に汎る情 報発信を行って頂くことを目的につくられました。
まずは、「歴史館の運営」、 「経営情報の発信」という二つの大きなテーマから活動を始めて参りたいと計画し ています。 さらに、皆様に広く開かれた情報提供の場となるように活動を進めて参りますが、 関心を寄せられた方々のご参加による自由投稿のエッセー欄も設けて、多くの出会 いのある談話室・サロンをご利用いただき、大いに発信していただくことを期待し ております。

「人生に華を」というテーマで、趣味が花開き、豊かな人生を送っていらっしゃる 達人に、順次、御登場いただきますので乞うご期待でございます。 第一回目にご登場いただきますのは、現在、朝日カルチャーセンター北九州教室講 師をしていらっしゃるボタニカル・アートの作家、犬島裕子さんです。
「[ボタニカル・アート]は、植物の特徴を正確に書き表すための独特の表現形式を持 ち、いわゆる「芸術絵画」とは少し異なる道を歩んで描き継がれてきました。」 (犬島裕子) この度、犬島裕子さんの世界を、より多くの方に知って頂く為に、犬島さんの玉作 も記事の中に取り込んで頂きました。お楽しみいただければ幸いです。
なお、「人生に華を」というシリーズでは、ホテルの女将として働きながら「書」 の世界で活躍されておられる方や「華道」の世界の方、等々、輝いておいでの方々 に、今後、ご登場いただく予定にしております、ご期待頂ければ幸いです。
また、お読みになられた感想や推薦される方をお知らせ頂けたら嬉しく存じます。
SMI会報 「談話室」シリーズ「人生に華を」第1回 表題 ボタニカルアート 著者 犬島 裕子
著者略歴
犬島 裕子
犬島 裕子
1949年 北海道出身
1972年 北海道教育大学卒業、同年文部事務官として
北海道大学に勤務(1979年まで)
1988年 植物画を描き始める
現在 朝日カルチャーセンター北九州教室講師
(現在;福岡県北九州市在住)
画略歴

1989, 1991, 1992, 1994 年国立科学博物館主催植物画コンクール
2010年 13th Hunt International Exhibition of Botanical Art &Illustration
2013年 ASBA 16th Annual International Botanical Art Exhibition
2015年 RHS London Botanical Art Show ( Silver- Gilt Medal )
2018年 ASBA Botanical Art Worldwide Exhibition
2018年 RHS London Botanical Art Show ( Gold Medal )


植物画 バラ 「ファンシーローラ」

ボタニカルアート [植物画]
「ボタニカルアート(植物画)」は「植 物学」と「芸術」の両分野の要素を合わ せ持つ「植物の細密画」です。 古代、薬草を識別するための資料として 描かれた「植物図」が「ボタニカ ルアー ト(植物画)」の始まりとされています。 そのため描いた植物が特定できるように 植物学的に正確に描くことが基本です。 「ボタニカルアート」は植物の特徴を正 確に描き表すための独特の表現形式を持 ち、いわゆる「芸術絵画」とは少し異な る道を歩んで描き継がれてきました。 「ボタニカルアート」は画を描く楽しみ だけではなく植物を観察し植物を知る楽 しみもあります。

いろいろな「どんぐり」
植物画2 いろいろな「どんぐり」
「ボタニカルアート」を描く目線で植 物を見ると、普段見慣れている植物に も新しい発見があります。 たとえば、身近にあって誰もが幼いこ ろから親しみがある「どんぐり」です が、良く観察するといろいろな種類が あることに気が付きます。 「どんぐり」というのはブナ科の樹木 の果実の総称で、「どんぐり」の成る 木は日本には 22 種もあるそうです。 「どんぐり」の木には落葉樹も常緑樹 あり、春に開花してその年の秋に「ど んぐり」ができる木や開花した翌年の 秋にならないと「どんぐり」を結実し ない木などがあります。

自然環境を考える 

多くの植物は光合成という自給自足のシステムを持ち、その過程で二酸化炭素 CO2を固定し、人間に必要不可欠な酸素O2を生成しています。
また植物は人間が 生きていくための大切な栄養の供給源でもあります。
しかし、人間の都合による大規模な開発によって自然が破壊され、自然を支えて いるかけがえのない植物の生息地がどんどん減少しています。
そのためにすでに 絶滅した植物もたくさんありますが、今もなお絶滅の危機が迫っている植物が多 いことに驚かされます。 

地球温暖化によるいろいろな問題が深刻化してきている中、グリーンインフラの 考えのもとに、環境保護と経済の成長の両立を目指して、GX (Green Transformation)を目標とした企業の取り組みが注目されていますが、言葉だけが 先行することなく、植物が人間にとっていかに大切なものであるかということを 念頭において、今残されている自然環境の保護を優先した上での企業や社会の発 展を祈っております。 

「ボタニカルアート」を通して植物と仲良くなって、自然を見つめ直し、自然環 境を考えていただくきっかけになれば幸いに存じます。

植物画3「コナラ」 植物画4「マテバシイ」
加藤(SMI常務理事)からお聞きしたいこと
加藤 「ボタニカルアート」を描いて見ようと思った動機
犬島 「ボタニカルアート」をはじめたのは全く偶然でした。初めから「ボ タニカルアート」を意識していたわけではなく、絵を描きたいと思っ てカルチャー教室を捜し、ちょうど都合の良い時間にあったのが「植 物画」という講座でした。 単純に植物の絵を描く講座と思って通い始めましたが、「植物画」を 描く目でみると普段見慣れていた植物にも新たな発見があり、画を描 く楽しみだけにとどまらず植物を知る楽しみも加わって「ボタニカル アート(植物画)」の奥の深さに填まり、現在に至っています。 絵を描くテーマは、人物、動物、風景、その他いろいろありますが、 植物が好きな人は間違いなくボタニカルアートの魅力に引き付けられ ることと思います。
加藤 ボタニカルアートと境界領域が違う他分野との接点 
犬島  植物が題材のボタニカルアートですから、植物を通じて何らかの形で 「文学」や他の分野との接点は多いと思います。 例えば、植物を正確に描くことで、花の形、枝の分岐、葉の付く位置 (葉序、開度)などに規則性があり、そのつくりがいかに幾何学的で あるかということに気が付かされますが、それらがきちんとした数学 的な数値(フィボナッチ数列etc.)で表わされるということです。 数学と植物は全く関係のない分野であるように思えますが意外なとこ ろで結びついています。 自然と数学の関係を書いた本もいろいろと出版されていますので、ご 一読されてみてはいかがでしょうか。講談社BLUEBACKS佐藤修一 著「自然にひそむ数学」などお薦めします。
加藤  「自然観」について
犬島  花鳥風月、四季折々の花、何気なく身の回りにある植物に安らぎを感 じて生活している一般的な日本人の自然観です。 近年、国際間の交流が盛んとなり、自然における本来の固有の生態 系に大きな影響を及ぼし、生物の多様性が問題となってきています。 そのうち 日本の自然の姿も様変わりして今までのいわゆる「日本人 の自然観」というものも変化していくかもしれません。 昨今の気候の変動や環境問題も、 自然が壊されたことによるもので あり、人間が生きていく上で必要不可欠なかけがえのない自然を守っ ていきたいものです。
加藤  外で制作されることと、室内で制作される切り分け
犬島  屋外では天候や周囲の環境などの状況で細密に描くことが難しいので 基本的には植物を採取してきて室内で描きます。 ただ、採取できない貴重な植物も多くあり、採取できない場合は現地 で植物のサイズを測りできるだけ細部まで注意深く観察して、簡単な スケッチ とメモをして、写真を撮ってきて室内で完成させます。
加藤 ボタニカルアートが、総じて人生に与えた影響 
犬島 「植物画」を描くことで、植物画を描く以前よりはるかに自然への関 心が高まったように思います。 身近な植物を見る目も変わり、散歩する楽しさも増しました。 植物画においては、植物をよく観察して正確に描くことが基本なので、 植物事典や図鑑で分類(̃科、学名等)もきちんと調べます。 その際にその植物に関するいろいろな知識を得ることもでき、それぞ れの植物が独特の方法で科学的、合理的な生きる知恵を持っているこ とには 本当に驚かされました。
加藤  ボタニカルアートを描くツール
犬島  ボタニカルアート「植物画」は、特別な道具を使うわけではなく、描 く植物と細密画を描くのに適した道具があれば何でもOKです。 私は主に透明アクリル絵の具を使用していますが、一般的には、鉛筆 で下書きをして、透明水彩絵の具を使って水彩用紙(極細目)に描きます。 鉛筆、ペン、色鉛筆、水彩色鉛筆などで描く方法もあります。 私は面 相筆(小、中)を主に使用していますが、人によって使い勝手の良し悪し もあるので、細かい表現のできる筆であれば良いと思います。
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