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SMI(サンデン経営研究所) メールマガジン 第11号

【本号のテーマ】
・SMIの活動が主力地方紙「上毛新聞」で紹介されました ・編集者のつぶやき
「品質管理ツールの使い道」って何?(第8回)完 ※編集後記<編集者より>

サンデン経営研究所・和館外観

SMI(サンデン経営研究所) メールマガジン 第11号
SMI(サンデン経営研究所) メールマガジン 第11号

SMIの活動が上毛新聞で紹介されました(1)
SMIの活動が、群馬県の主力地方紙「上毛新聞」に、2023年3月 1日付(経済面)で紹介されました。

※上毛新聞は、群馬県では最もメジャーな新聞で、どのご家庭もたいていこの新聞を購読 しています。この記事に地元では大反響です。

カラー写真は上毛新聞HPより。

編集者のつぶやき
■問題解決[品質管理ツールの使い道]って何?(第8回)
●結果を継続して検証する (現場をみる、三現主義、5ゲン主義、是正処置)
さて、皆さま、今回は『編集者のつぶやき』「問題解決[品質管理ツールの使い道]って何?」 の連載?第8回です。前回の第7回では、やった効果を検証する(PDCAとD-MAIC、見える化、 異常値管理)でしたね。息切れしないように、かつ、本メールマガジンの趣旨としての「ありの ままで肩の凝らない読み物」として、真に役に立つ情報を発信していくという方針で、あまり頑 張らない程度にありのままに発信して参ります。話がちょっとややこしくなってきたので、今回 がこのシリーズのひと区切りですかね?
・現場をみるってどういうこと?
品質管理の教科書には、「三現主義」というものの説明が必ず載っています。裏を返せ ば、いかに「三現主義」という考え方と行動が浸透していないか?を現す格言(戒めや教 訓)のようなものと思えばいいでしょう。
三現主義(現場・現物・現実)は一般的には、 それぞれ以下のようなことだと言われています。 モノづくり産業以外でも通用する定義では・・・・
・現場:付加価値(モノやコト)を生む場所 ・現物:付加価値(モノやコト)そのもの ・現実:付加価値(モノやコト)を生むプロセス
事業やビジネスの責任を負うリーダーや経営者は、最低でも月に一回は現場に足を運ん で、ご自身の眼で(現場・現物・現実)を確認すべきです。皆さんのところは如何ですか?

SMI(サンデン経営研究所) メールマガジン 第11号
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・5ゲン主義ってのもあるんだって?
「三現主義」じゃなくて「5ゲン主義」というのもあるようです。三 現主義の進化系といわれていて、何か語呂合わせの落語か漫 才の世界になってきましたね。(失礼)
そのココロは「三現主義(現場・現物・現実)」+「原理・原則」だ そうです。
確かに、気合と根性だけで難局を乗り切ろうとするリーダーや 経営者は、この時代まだまだ多いですが、宇宙の法則(原理・ 原則)を理解してモノ・コトにあたることが、重要なんですね。自 然の法則に反しては、この世の中は廻っていませんから?

物理学とか数学みたいなものは、皆さん学校の試験のた めにあると思っているひとが多いでしょう?実はこの二つの 学問は、宇宙の法則(原理・原則)にたどりつく途中の、相 互に関連した同じ領域のものなんですね。
学校の数学で「微分・積分」というのを習わされて、数 学が大嫌いになったひとも多いでしょう?これって、実 は数学や物理学が進化する過程で、あの木からリンゴ の「ニュートン」が、運動の第2法則:F=maを厳密に証 明するために、無理やり考え出した数学の単なる一領 域にすぎないのですね。(文科省さん、数学・物理教育 のカリキュラム、再構築してね・・・)
こういう宇宙の法則(原理・原則)がすこしでも判るよ うになってくると、世界観や人生観も一変するものです ね・・・???(何のこっちゃ??)

SMI(サンデン経営研究所) メールマガジン 第11号
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・現場をみるときのしきたりって?
「 さ~て、では、気を取り直してここでは「現場をみるときのしきたり」について、考えて みましょう。現場をみるといっても、見られる側は、なにか警察に「あら探し」されている ようで、気分が悪いものです。これを、監査とか視察、審査、オーディット(オーディショ ンと同じ語源)というひともいます。
では、そのへんのモヤモヤを一掃するには、どう したらいいでしょうか?一番スマートでフェア、かつ 合理的なのは、「チェックシート方式」でしょう。
現場の「何がどうであるべきか」を予め書き出し、 関係者全員にオープンにして、事前に準備する期 間もとってから、「現場をみる」というやり方です。 これなら、抜き打ちであら探しするような、悪いイ メージはなくなるでしょう。
自分はそういうとき、1プロセスの順番で、2現場の担当者に直接説明を受けなが ら、常に指摘というよりも3改善改良のネタがないか、という視点で現場を廻るようにし ています。
ビジネスや事業のリーダーや経営者は、意外とこれが出来ていないものです。現場 にいったん立入れば、一目で「異常な行為・行動」が目に付く場合もあります。
あるひとは、モノづくりの製造プロセスをインからアウトまでプロセス順に廻って、歩い た距離が何万歩だったとか、ヘンな自慢をするひともいますけどね。

・是正処置をやってみよう!

さて、「現場」で、何かちょっと変な事や違和感を感じたことがあったら、前のチェック シートにメモ書きして「問題提起」や「アドバイス」をしてみましょう。『これまで誰も認識 していなかった事象に、疑問を投げかける』ことがその第一歩ですね。
次に、そのメモ付きチェックシートをもとに、何をどうする か関係者全員で、再度事実を調べ直したり、ケンケンガク ガク、ちゃんと議論をつくして、対応の方向性を決めます。
そして、きまった対応内容を実行して、その効果検証 をしたり、推移を監視するのは、まさにこれまで述べて きた手法が使える筈です。もし、ピンとこないかたは、 これまでのメールマガジンをもう一度読み返してみてく ださいね。
もし、予想した通りの結果や効果が得られなかった場合は、もう一度スタート地点に もどって、そのやり方の良し悪しを考えてみるのも、手法のひとつです。
モノ・コトって、必ずしも考えた通りの結論にはたどり着かなのは、みなさんよくご存 じですよね。そういうときには、素直に考え方を整理してみると、自然に理屈ややり方 が判ってくるものですね。

さて、ここまで読んでいただけたかたは、もう「品質と経営」の入門編をマスターしてい ます。あとは、じゃんじゃん実践して、沢山失敗して(汗)、経験をつんでいってくださ いね。ここまでで、このシリーズはいったん休憩でお休みとしますね。皆さまお疲れ様で した・・・。

SMI(サンデン経営研究所) メールマガジン 第11号
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※編集後記<編集者より>


●おすすめ書籍
今回は「おすすめ書籍」の紹介です。5ゲン主義のとこ ろで「宇宙の法則」という言い方をしましたが、そういう考 え方に近づくための書籍を2冊紹介します。
いずれも大ベストセラー本なので、既に読まれた方も 多いでしょうが・・・



【大河の一滴 五木寛之著】
「マイナス思考」から「超プラス思考」へと転換すること ができて、心が軽~くなる本です。壮絶な体験をした著 者だからこそ語れる内容で説得力があります。



【バカの壁 養老孟司著】
なぜにひと同士は「話が通じない」のか?を軽妙に分 析した内容です。表題は痛烈ですが、解剖学者としての 人間観に基づいています。読むとそ~だったのか?と、 気が楽になりますよ。

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Date:2023/03/25
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