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SMI(サンデン経営研究所) メールマガジン第2号
SMI常務理事[加藤幸男]からのご挨拶
■ご挨拶<タイトル:宇宙旅行計画>
この度、サンデン100年の歴史を次世代に継承すべくSMIがスタートすることになりましたが、折から円安の嵐が吹き荒れる大変な時代となってしまいました。ちなみにこの円という呼称は、大隈重信が生みの親である事は、つとに有
名であります。
「時代の進運と言うものは冷酷極まるもので、自分と一緒に駆けるだけの力のないものをば容赦もなく振り捨ててずんずん変転してゆく」という大隈の言葉も残っております。※出典:「大隈重信演説談話集」早稲田大学編(岩波文庫)協力:早稲田大学歴史館早稲田大学の創設者であり、近代日本の設計者としてもさまざまな功績を残した大隈重信候は、今の日本をどう見ておられるでしょうか。
技術には国境があります。サンデンの前身である三共電器と米国ミッチェル社の技術提携(1970年)は、日本の国の大きさで考えても「技術移転」の成功事例と言うことが出来ます。海外に通用する新しい仕事をしたいと、事業に参入したサンデンは、カーエアコンのコンプレッサーで世界2位、海外売り上げ比率65%、GMやフォードなどを顧客に持つグローバル企業になりました。
(本人近影)
現在は、中国の海信オートモーティブエアコンシステムズの傘下に入っておりますが、はからずも中国古来の諺に「井戸を掘った人を忘れてはならない」というものがあります。サンデンが世界で認められるために「品質」と「環境」の両面において世界最高レベルを目指して取り組みを重ねた歴史が、SMIにはアーカイブされております。
上州伊勢崎の地場産業から始まり、一地方企業の枠から大きく踏み出すとともに、品質分野、環境分野で世界トップクラスの水準を獲得し、グローバル・エクセレント・カンパニーの仲間入りを果たした歴史をかたる貴重な諸資料を死蔵することなく、今に生かし、地域社会に開放し、次世代を担う企業経営者・起業家ひいては、地域社会発展の可能性を学ぶ学生諸君の為にも役立てて参りたいと考えております。
SMIメールマガジンに期待すること
(皆さまからのご意見・ご要望を紹介)
■第1号メールマガジンにこんなご意見・ご要望が寄せられました
・藤井さんお誕生日おめでとうございます!お誕生日と同じ日の開所、ダブルでおめでたいですね。
・歴史の積み重ねと今般のようにSMIを設立されたという事実は、サンデンカルチャー?文化の維持発展を示しているのでしょう。
・サンデン経営研究所の開所おめでとうございます。何かご協力が出来そうな事があればいつでもお話し下さい。
・設立にあたっては大変なご苦労があったかと思います。私もサンデン社員の一員としてサンデンの経営の歴史を感じにお伺いしたいと思います。
・安心する方々のお名前を拝見し、あたたかな気持ちになりました。
・ありきたりの情報が氾濫する世の中、真に役に立つ「ありのまま」の情報発信をお願いします。
当メールマガジンの編集方針
■編集者ご挨拶に代えて
わたくしは、当メールマガジンの編集と配信を担当しております。このメールマガジンは、皆さまにSMIの活動といろいろな視点からの意見・知見などを「ありのままで肩の凝らない読み物」として、発信することを目的にしております。
コンテンツ[テーマ・内容]は、「エッセイ」「談話室」「サロン」「ありのまま随想」など、役員紹介も含めて順次いろいろなタイトルで不定期に発行します。
編集者自ら発信するこんな内容の「つぶやき」もあるかと思います。
・品質管理はこれだけ(最低限知っておくべきコト)
・会社の財務データの見方(経営層クラス向け)
・中華圏で最低限のコミュニケーションをとる
・ISO9001はこれだけ分かって準備すれば十分
・使えるデータ解析のやり方(実務者向け)
・しろうとでも失敗しない家庭菜園で自活生活等々
皆さまからの寄稿も大歓迎ですので、共通の広場として、大いに活用していきましょう。