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SMI(サンデン経営研究所) メールマガジン 第3号

【本号のテーマ】 ・連載・自伝エッセイ[加藤幸男著]第1回 ・書籍発刊のお知らせ「栄光と葛藤の日々」 ・編集者のつぶやき「品質管理ツールの使い道」
※編集後記<編集者より>

写真:サンデン経営研究所・展示室 (グローバル展開と品質重視経営)

SMI(サンデン経営研究所) メールマガジン 第3号
SMI(サンデン経営研究所) メールマガジン 第3号

連載・自伝エッセイ[加藤幸男著]第1回
■自伝エッセイ<新しい旅>を連載で掲載します

この度、SMI加藤常務理事より、A4版8枚からなる自伝エッセイが寄稿されま した。この場をお借りして順次紹介してまいります。ご自身の芸術に対する想 いや、米国留学時代の半生がありのままに記述されております。皆さま楽しみ にしてください。
●「留学で得たもの、そして美術とのかかわり」
著者略歴:1950年4月26日青森県生まれ。1974年早稲田大学社会科学部卒業、1990 年日本人フルブライト留学生として米国留学。早稲田大学職員(WASEDA USA現地代 表)を経てロッテ財団事務局長補佐、サンデンホールディングス(株)グローバルセン ター顧問等を歴任。洋画家:日本美術家連盟正会員、全日本フルブライト東京同窓会 元総務委員長、元早稲田大学文化遺産・芸術工学研究所招聘研究員、早稲田大学賛 助員。主な著書「大学と生涯学習」(早稲田大学出版部)、「私立大学マネジメント」(分 担執筆)ぎょうせい出版、「学習ニーズに応える資格」(分担執筆)ぎょうせい出版。
(はじめに)
この度、「SMIメールマガジン」が発刊されることとなり、 その中に自由投稿による「談話室」という欄ができ、「人 生を豊かに」というテーマでエッセーを募集している、つ いては、例えば「外国生活において大切な事」等につい て書いてみてはどうかというお誘いがあった。私は、読者 は、誰なのかのイメージが、いっこうにつかめないまま、 はたと考えました、世の中的に言っても、まず、

1、無名の 者の書いたものなど誰も読まない、
2、「自慢話」程この世で憎まれるものは無い、
3、2022年2月24日のロシアのウクライナ侵 攻以来、世界を正確に読み解く人はいない、
4、戦争という事実が、あらゆるフィクション を超えてしまい、何を言っても真実味が無い・・・

という誠に難しい時代の中に我々は、生 きることと相なってしまっています、筆が進まない言い訳は、無尽蔵のようです。

●フルブライト奨学生となって

さて、最初から私事で恐縮ですが、私は、1990年に身に余る幸運に浴し、「1990年日本 人フルブライト奨学生」となりました。留学先として、ミシガン州アンナーバーにあるミシガ ン大学を拠点としたのは、日本科学技術工業英語協会の主宰者で、私が私淑する早稲 田大学商学部教授(当時)の篠田義明先生が、20年以上交流を続けておられたステー ブンソン教授、マセズ教授が、私の受け入れを特別に許可してくださったからでした。
しかし、私のフルブライターとしてのミッションは、米国における教育の多様性の実態を 調査するため、米国内の各地の大学を、ひたすら訪問するというIEAと称する特別プログ ラムをこなすということだったのでミシガン大学で、座学に励み学位取得まで至る事はあ りませんでした。その為に、フルブライト同窓会名簿の留学先の欄には、ミシガン大学の 名はなく、At Large、とかManyと表記されております。
多くの大学を訪問し、調査にあたったことを苦し紛れに説明しています。ローズ奨学金 で英国留学したことのある米国のフルブライト上院議員の悲願が実り、1949年(戦後4 年目)に始まったガリオア・フルブライト奨学金制度のガリオアのオアとは、オキュパイ ド・エリア(被占領地)です。留学費用全額米国政府持ちの夢のような奨学金制度は、日 本がまだまだ大変貧しかった時代に、異文化に接し、外国から日本を眺める機会を与え てくれる有難い留学制度でした。現在も、留学費用を日米どっちが持つかという費用負 担の変化はあるものの、存続しており、今なお、一定の成果を果たしています。(つづく)

SMI(サンデン経営研究所) メールマガジン 第3号
SMI(サンデン経営研究所) メールマガジン 第3号

書籍発刊のお知らせ

■栄光と葛藤の日々
・構成・執筆  磯 尚義
・監修  牛久保雅美 (サンデンホールディングス株式会社元代表取締役会長)
・印刷・発行 上毛新聞社
・発行日   2022年10月22日
・ISBN978-4-86352-322-7

地場産業、軍需産業、高度成長、経営危機、カー エアコン、グローバル展開、品質経営、環境・SDG's の最先端企業、そして中国企業傘下へ。
挑戦と改革と創造と情熱と。
グローバル・エクセレント・カンパニーの歴史は、 新たな時代へと続く。
定価1,980円(税別)

編集者のつぶやき
■問題解決[品質管理ツールの使い道]って何?
●重大な事件や事故は突然起きない
私たちは、日々いろいろな仕事・業務・役割・事業、それに付帯する活動や個人的な家事・育児、組織での報 告・連絡・相談(報連相)・コミュニケーションなどもろもろ の活動を行いながら、世界中の人々の生活を支えており ます。
ところが、そのような何気ない行ないも、日々必ず色々 なトラブル・出来事・事件がつきまといますね。中には取 返しのつかない、重大な事件・事故も起こります。
また、会社の経営者や幹部のなかにも、品質管理(とそ のツール)は、専門の者に任せておけば、俺たち(私た ち)は全くそんなものに関係ないし自分は関わりたくもな い、と思っている人たちが多いですね。
実は、そういうツールを上手く使いこなすと、こんなにも スマートに生きられるのか?と、「目からうろこ」を実感す ることができます。
数回にわたって、そのコツを『問題解決』という視点で、 追っていって参りましょう。経営管理ツールとしても十分 に使える機能・考え方の思想・教訓が満載ですよ。
まずは、「重大な事件や事故は、急には突然起きない」 という視点で、ハインリッヒの法則から復習です (復讐 じゃないですよ)。

SMI(サンデン経営研究所) メールマガジン 第3号
SMI(サンデン経営研究所) メールマガジン 第3号

■問題解決(品質管理ツールの使い道)って何?
●ハインリッヒの法則とは
皆さん、「ハインリッヒの法則」って聞いたことがありま すか?品質管理をやる人は必ずといっていいほど、通る 道ですね。
どちらかと言えば、モノづくりをする工場などの安全衛 生管理の用語に近いかも知れませんね。
<他に色々な呼び方がある> ・1:29:300の法則 ・ヒヤリハットの法則 ・氷山の一角・一事が万事、それだけ経験則としては親し まれている良くある事、というこ となんですね!

1件の「重大な事故」の背後には29件の「軽微な事故」 があって、さらにその背後には、300件の「ヒヤリとする ような事故」が存在する、といういわば戒めのような言葉 ですね。
だから、これらの出来事をちゃんと整理して、<予防処 置>や<再発防止>に役立てようか、というもっともな発 想ですね。
そういえば、こんなこと前にもあったよなぁ~、なんて後 でつぶやかないようにね・・・

SMI(サンデン経営研究所) メールマガジン 第3号
SMI(サンデン経営研究所) メールマガジン 第3号

■問題解決[品質管理ツールの使い道]って何?

●具体的な道筋
皆さんは、じゃどうすりゃいいんですか?という壁にぶち当たりますよね(普通そ うです)。それを順番に説明していきます(話がながそー)。品質のプロ様には「釈 迦に説法」。

大雑把にいうと、こんな順番になります。
1、Q=C・Vの法則(モノとコトは違う、モノゴトの価値、コスパがいいとは)
2、考えられる原因・要因、ヒヤリハットを全て書き出してみる(親和図法、ワイガヤ、KJ法)
3、その考える原因・要因を理屈だって整理する(特性要因図、なぜなぜ分析、5M、真因)
4、対策や予防処置の案を考えて、ちゃん出来るのか検討する(実行可能性検証、量産試作)
5、効果の具合を検証する(データをみる、有意差検定、正規分布外れ)
6、実際にやる仕組みをつくる(標準化、定型化、IT化、ポカヨケ、識別)
7、やった効果を検証する(PDCAとD-MAIC)
8、結果を継続して検証する(見える化、プロセス管理、現場をみる)
9、それでも起こった異常を検出して元に戻す(異常検出管理、是正)
10、やっと、「私、(絶対)失敗しないので」の領域に到達(どや顔!)

これを順番に説明していきます。
昔、「お前の話は、いつも長くて訳が分からん」と、人にいつも嫌われておりました。皆さん、どや顔!までたどり着くかな?

※編集後記<編集者より>
■三共電器・サンデンの歴史トピックを改めて振り返る(その二)

●後付けのカーエアコン(冷房)
車のエアコンは最初から取り付け られているものと思っている方も多 いでしょう。
たしか、1980年代くらいまでは、 カーエアコン(冷房)は、車を買って からディーラーなどで後付けするオ プションの位置づけでしたね。
自分が初めて新車を買ったとき、 ディーラーのセールスマンに「エアコ ンはどうされますか?」と聞かれて、 「サンデンのレザムで!」と得意げに 答えたのを、今でも覚えています。
街中では、「冷房車」というステッ カーを貼った車もよく見かけましたね。

■第2号メールマガジンにも、いろいろなご感想が寄せられました
●円(Yen)について(皆さまからのご感想を紹介)
・この度は、SMIメルマガ編集・配信有難うございます。 「へぇ~、そうなんだ」と新しい発見の多い記事をとても楽し く拝読しております。
・大隈重信が“円”呼称の生みの親ということを初めて知り、 この歳になっても新たなことを知る喜びが沸々沸き上がり、 なぜ円になったのか?enでなく、なぜyenと書くのか?など ネット検索して楽しみました。どの記事も興味深く、編集者 に感謝です。

●お知らせ
・今号から、財団常務理事の投稿に基づく、『自伝エッセイ <新しい旅>』の連載を始めました。全7回くらいの連載に なります。海外留学や教育・芸術に対する著者の熱い想い がつづられておりますので、皆さんお楽しみに。
・また、気まぐれでありのままの記事として『編集者のつぶ やき』を始めました。
皆さまに愛され有効に活用していただけるメールマガジン を目指しますので、ご意見・ご感想・ご要望など、どしどしお 寄せくださるよう、お願い申し上げます。

SMI(サンデン経営研究所) メールマガジン 第3号

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Date:2022/11/20
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