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SMI(サンデン経営研究所) メールマガジン 第4号
連載・自伝エッセイ[加藤幸男著]第2回
■自伝エッセイ<新しい旅>を連載で掲載します
この度、SMI加藤常務理事より、A4版8枚からなる自伝エッセイが寄稿されま した。この場をお借りして順次紹介してまいります。ご自身の教育・芸術に対す る思いや、米国留学時代の半生がありのままに記述されております。皆さま楽 しみにしてくだい。
●経験談の出版
私は、1991年1月24日の東京新聞に「生涯学習と大学の役割」、1991年4月7日~28日の 朝日新聞の日曜版「ハーフミラー」には、「新入生」、「ホームスティ」「学び心」、「リエント リー」と題し、フルブライト留学体験から得た異文化交流についてのエッセーを書かせてい ただきました。いずれも、当時の朝日新聞社社会部の敏腕デスク越村さんの破格な推薦 により実現したものでした。
その後、「ゆっくり時間をかけて自分を伸ばせる海外短期留学の企画」「身の丈にあった 生涯学習」等を紹介する本を出版しました。「生涯学習と大学」―海外に広がる学習機会 ―(1993年 早稲田大学出版部)がそれです。現在、異常な物価高に喘ぐニューヨークにし てみても、日々刻々と新しい姿に変貌しています。
私は、自分自身が書いた本を手に持ってもう一度、克明にパリやニューヨークを歩き回り、 本に書いてあることが本当かどうかを確かめ、状況を再確認し、記述を改めるべきだと 思っております。
●わが師 平岡篤頼先生
私が、フルブライト留学で得た体験を綴った著書は、加藤幸男著/平岡篤頼監修となってい ます。平岡篤頼先生とは、「博士の愛した数式」「ミーナの行進」等の著書で有名な芥川賞作 家の小川洋子さんの早稲田大学文学部在学中の師匠です。平岡篤頼先生ご自身も「変容と 試行」「消えた煙突」等の著書の他多数の翻訳書があります。
私は、小川洋子さんの学生時代の思い出を何かの機会に読んだことがありました。小川洋 子さんは、学生時代から試作した小説を平岡篤頼先生に見ていただいておりました。先生は、 一定期間預かった原稿を読み終えては、丸めた原稿用紙をポンポンと軽く叩いて「これは良い、 これは、良いよ!」と、嬉しそうに、洋子さんに返却されたという話でした。
私が読んだ小川洋子さんの文章は、ただそれだけを描写したもの でしたが、洋子さんが、返却なった原稿用紙を胸にかかえ、まっしぐ らに文学部の長い廊下を走って帰る姿を、彷彿とさせる見事な文章 でした。皆様ご存じのように、芥川賞の選考委員、各種の社会的役 割もなさりながら、人々の心を揺さぶる作品を書き続け、今や世界的 な御存在となっている洋子さんのご活躍は、私などが申さずとも、つ とに有名なものとなっております。
平岡篤頼先生は、私財をなげうって「早稲田文学」を復刊させ、亡く なるまで発行し続けました。小川洋子さん、見延典子さん、荒川修作 さん等をはじめとして先生が、育てた作家は、枚挙の暇もないくらい です。若い才能を見出し、小説に向かわせた先生、若手作家の育成 に賭けたご生涯でした。墓碑銘ではないですが、私の本に平岡篤頼 先生の名が冠されている喜びは、私だけの格別なものがあるのです。
私の著書の「生涯学習と大学」―海外に広がる学習機会― (1993年 早稲田大学出版部)は、2500部を売り切ったところで絶 版となりました。その後、メジャーな新聞社等からの私に対する エッセーの執筆依頼は、皆無となり、完全に途絶えました。わざわ ざ出かけて行って学ぶのではなく、ネット等で居ながらにして世界 の名講義が聞けるという時代が、到来したからにほかなりません。 勿論、平岡篤頼先生が、私におっしゃった「文章の仕事は、内実 が良いものでないと、次は、来ないよ」という実に簡潔にして明瞭 な教訓は、私の中で今も健在です。(つづく)
編集者のつぶやき
■問題解決[品質管理ツールの使い道]って何?(第1回)
●Q=C・Vの法則
モノとコトは違う、モノゴトの価値、コスパがいいとは
さて、皆さま、今回から『編集者のつぶやき』として、「問題解決[品質管理ツールの使い 道]って何?」を連載?で始めます。第10回くらいまで予定しておりますので、息切れしないよう に、かつ、本メールマガジンの趣旨としての「ありのままで肩の凝らない読み物」として、真に 役に立つ情報を発信していくという方針で、あまり頑張らない程度にありのままに発信して参 ります。今回は、その第1回(落語のまくら)です。では、本題に入りますね。
・モノゴトという言い方をよくしますね
「モノ」と「コト」は違うといわれています。最初から哲学みたいな話になり ました。閑(しずか)さや岩にしみ入る蝉の声(松尾芭蕉・奥の細道)では、 「モノ」・・・蝉・岩・蝉の声という音、「コト」・・・閑(しずか)さ、と分類できる のでしょうか?
林檎(りんご)が木から落ちるのをみて万有引力を発見(ニュートン)では、 「モノ」・・・林檎(りんご)・木・落ちるという現象、「コト」・・・万有引力、でしょ うか?
洋の東西を問わず、やはり、 「モノ」(形のあるもの・行動・現象)と「コト」 (想い・感動・真理法則)の両方がないと、人間は風情(ふぜい)や意義・ 価値を感じないのでしょうね?歌・劇や芸術でいえば、それに感動するか らこそ価値が認められるのですね。
この「モノ」と「コト」の両方をもって、価値のある対象とみなしましょう。
・Q(電荷)=C(容量)×V(電圧)
突然ですが、これは、コンデンサと呼ばれる電子部品に蓄えられる電荷の量を表現し た物理法則の式です。コンデンサはスマホなどの、半導体ICを駆動させる電気を供給す る、縁の下の力持ちみたいな電子部品なんですね。この式をマジック(手品)で書き換え
ると・・・ Q(クオリティ:品質) ・V(ヴァリュー:価値)= C(コスト:価格)
という、ヘンテコな式になります。つまり、お客様がモノゴトに感じる ヴァリュー(価値)は、クオリティ(品質)が高いほど良くて、コスト(価 格)が安いほど大きくなるのですね。つまり「CS:顧客満足」って、V (ヴァリュー:価値)をいかに高くするかっていう話なんですね。
なーんだ、ムズカシイ物理法則の話かと思ったら、当たり前の話 じゃん。世の中の仕組みって、意外と簡単な~んですね。
・Q(クオリティ:品質)のお話し
じゃ、クオリティはどこまで高ければいいんでしょう? スマホを購入 することを考えれば、一般の人が要求する機能の多さ・形状・大きさ・ 重さ・電池のもちやすさ・安全性・通信機能・写真の解像度などは、ま あ、大体同じような基準ですね。あえて言えば絶対に故障しない、とい うのが基本的な条件でしょうか?
そうすると、お客様の要求品質というのは、中途半端は無くて、完全無欠で、「わたし、 (絶対)失敗しないので」というのが要求されるのですね。これを最近では「ZD:ゼロ・ディ フェクト」という言い方をします。
・C(コスト:価格)のお話し
これは、安けりゃ安いほどいいに決まっていますね。ちょっと前まで、 あまり安いと「何か怪しい」と思って、購入を控えるひともいましたが、 最近のコスト競争は半端ありませんね。
以上が「コスパがいい」の全体像ですが・・・
つまり、市場の原理って、牛丼屋の「うまい、はやい、やすい(モノ)」、「だからうれしい(コ ト)」、でしかないのかな?過去にこんなモデル図を描いた人がいました。(品質コストマネジ
メント)
この図は、今となっては、 かなり供給者側の理屈で あって、どうすれば最大利 益を得られるか、という収 益優先の思想で、これに は「CS:顧客満足」とか 「ZD:ゼロ・ディフェクト」と いった現代のメイン思想 は感じられませんので、 現代では少し不十分です かね?
(これの改良モデルも提示 はされておりますが・・)
※編集後記<編集者より>
■三共電器・サンデンの歴史トピックを改めて振り返る(その三)
●アイス屋さんの進化
昭和30年代くらいまで、アイスってこんな 自転車に乗ったオジサンが来て売られてい ましたよね。(この自転車にもダイナモ発電 機とライトがついています!)
ところが、昭和30年代の終わりになると、 お菓子屋の店先にこんな斬新な「冷凍 ショーケース」が登場しました。
アイス製造会社の広告付きという、今でも 通用するデザインですね。この当時から、 常にモノづくりに加えてコトづくりを優先する 姿勢が伺えますね。
でも、その広告とは関係なく、中には〇〇 乳業の「ガリ・・君」の元になった、青い氷の 塊り?アイスが入っていたりしましたね。 (当たりくじ付きでした。2本連続で当てたひ ともいました(自分)。懐かしいです・・)










