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SMI(サンデン経営研究所) メールマガジン 第6号

【本号のテーマ】 ・連載・自伝エッセイ<新しい旅>
[加藤幸男著](第4回) ・編集者のつぶやき
「品質管理ツールの使い道」って何?(第3回) ※編集後記<編集者より>

SMI(サンデン経営研究所) メールマガジン 第6号

連載・自伝エッセイ[加藤幸男著]第4回
■自伝エッセイ<新しい旅>を連載で掲載します
この度、SMI加藤常務理事より、A4版8枚からなる自伝エッセイが寄稿されました。こ の場をお借りして順次紹介してまいります。ご自身の教育・芸術に対する想いや、米国 留学時代の半生がありのままに記述されております。皆さま楽しみにしてくだい。
●絵画との結びつき
さて、通りすがりの老人が、それでは絵のことを何故、語るのか、と申しますか、絵が、云々 と言うならば、芸術大学ぐらいは出て、話すべきだとお考えが、大方であることを知っておきな がらずうずうしくも筆を執っております。私は、何度も申し上げますが、どう見ても通りすがりの 一老人にすぎません、前出のように留学経験は、ありますのでフルブライト日本同窓会名簿に は掲載されております、また、これまで早稲田大学芸術工学研究所の特任研究員をしたこと はございますが、早稲田大学からは、賛助員の称号を付与されています、しかし、これも寄付 の功績による名称のようです(笑)。
長年の洋画家としての活動が認められ、日本美術家連盟 の洋画部の正会員として名簿に名前が載ることをかたじけなくさせていただいております。絵 のことを何故、語るのかをすこしくお話させていただいた方が、良いかも知れませんね。

SMI(サンデン経営研究所) メールマガジン 第6号

のっけから私事で恐縮ですが、私の父は、地方在住の絵描きでし た、しかし、父は、47歳の画業半ばで、帰らぬ人となってしまいまし た。父は、絵描き特有なのでしょうか、昭和の父で厳しくもありました が、感情の起伏が激しく、短気なところもあり、母をはじめとして、私 たち5人の子供達も、時折、そんな父に、戸惑わされることもありま した。勿論、いつも激情的なわけではなく、平生は、思いやりと優し さに満ちた良い父親でした。
(写真:ニューヨークでは台所で絵描き)

私は、今でも父が、画家の道を選ばず、教育者になっていたとしても、生徒たちに慕われる 心の豊かな、良い教師になっていたであろうと思っています。父が、亡くなった時、私は、小学 校5年生でしたから、私が、美術というデーモンに取りつかれたのは、多分に「父恋し」の心情 が、そうさせたのではないかと思っております。芸術とは、悩むことであると申しますが、何とも 悩ましい世界に迷い込んだものだと思っております。
さっさと亡くなってしまった父にしてみれば、5人兄弟の末っ子の私の存在などと言うものは、 希薄そのものだったでしょうし、いかに偲ばれようが、慕われようが、もう亡くなっているのです から、何のかかわりもないわけですが、それは、嘆いていてもどうにもしようがないことです。
実は、私の祖父は、南部鉄の産地である東北地方(青森県)にあって、刀剣 の鑑定家であり、研ぎ師でした。祖父は、名人気質の一風変わった人であっ たと伝え聞いています。郷土の北国風景を描く洋画家であった父もこの祖父 と一派相通ずるものがありました。
独学で絵を学び、己の世界を深めていった父の足跡を見つめ、追善の為に、 世界の美術館を跋渉することが、後から歩いていく私自身の足固めになれば 良いなと思っております。こういう訳で海外生活は、自分自身の絵の勉強、ひ いては、自分の推しの作家を訪ねての巡礼の旅のようにもなってしまうのでし た。(つづく)
(写真:ニューヨークのご自室の絵画)

SMI(サンデン経営研究所) メールマガジン 第6号
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編集者のつぶやき
■問題解決[品質管理ツールの使い道]って何?(第3回)
●その考える原因・要因を理屈だって整理する (特性要因図、 5M、真因、なぜなぜ分析)
さて、皆さま、今回は『編集者のつぶやき』「問題解決[品質管理ツールの使い道]って何?」 の連載?第3回です。前回の第2回で、考えられる原因・要因、ヒヤリハットを全て書き出して みる(親和図法、ワイガヤ、KJ法)でしたね。息切れしないように、かつ、本メールマガジンの 趣旨としての「ありのままで肩の凝らない読み物」として、真に役に立つ情報を発信していくと いう方針で、あまり頑張らない程度にありのままに発信して参ります。
・特性要因図って、ご存じですか?
「また、なんかムズカシイこと言って?」なんて思わないでください。ここで嫌われたらもう 一生、生きていけませんので・・・
(図:コンサルソーシング株式会社 QC7つ道具の使い方より引用)

5Mの視点で分析しちゃおう
前回の「親和図法」では、何かモヤモヤした騙され感のある図でしたが、この「特性要 因図」は、原因・要因(原因のもとになる関係すること)が、目に見えて何かスッキリしますね。
で、この図をつくるときの「魚の骨の大骨」は、4M や5Mに分類するといいと言われています。まず4M とは・・・

1Man:人、
2Machine:機械、
3Method:方法、
4Material:材料 ですが、これに
5Measurement:測定 を加えて5Mと言ったり、
6Environment:環境 を加えて5M+1Eとも言い ます。なお、経営者の視点では、往々にしてこれに、
7Money:お金が加わります。

・真因って何?
皆さんは、「原因」という言葉はよく耳にす ると思いますが、品質管理では「真因」とい う言葉が好まれます。
「真因」とは、辞書によると“事件や事故・ 失敗などの本当の原因“と書かれています が、言葉遊びのようで、余計に何のことだ か分からなくなりました。
(怒りの感情とは「トヨタ式」で決別できる!https://toyokeizai.net/articles/-/107793?page=3 図引用)

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・なぜなぜ分析をやってみよう
そこで、「なぜなぜ分析」という、ちょっと面白そうな分析手法の登場です。スタートは起こっ た現象(事件や事故・失敗など)とし、なぜそうなったのか質問を繰り返します。
(図:機械停止の「なぜなぜ」例)

5回の「なぜ」をやると、『真因』にたどりつく、と言われていますが、本当かなぁ?
やっと何か、話が品質管理っぽくなってきましたが、でもまだまだ登山の3合目にも到達 していませんよ。これからどうやって展開していくのか、さらに次回をお楽しみに。連続ド ラマみたいに・・・(つづく)

※編集後記<編集者より>
●地球温暖化係数(本当にカーボン・ニュートラル?)
近年は、カーボン・ニュートラルという言葉が流行って、あたかもカーボン(C:炭素) が人類の敵のような言われ方をしております。
しかし、本当にそうなのでしょうか?炭酸ガス(CO2:二酸化炭素)が地球温暖化の 元凶のような言われ方をしておりますが、もっと違う見方ができないものでしょうか?

皆さんは、「地球温暖化 係数(GWP)」というのをご存じでしょうか?温室効果ガスというのは、実はいろいろな種類があって、その温暖化に与える影響は、全然違うのですね。
そうすると、この係数が桁違いに大きいガスを、ちゃんと地球上で回収出来ているか、監視・管理することが、重要なんですね。 この中には、既に製造禁止の物質もあるようですが。

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Date:2022/12/24
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